モニターの取付（レガシィ/BHE）

このレガシィワゴンの場合、カーナビのモニターがあるので、フロントカメラとリアカメラはナビのモニターに！

またサイドカメラの映像をナビのモニターで表示させることも可能ですが、カメラの運用上、ナビゲーション画面等との絡みが複雑になるので、サイドカメラ専用のモニターを追加することにします。

ということで、再度カメラ専用モニターを追加する位置を決めます。

まずは、このレガシィのダッシュボード周りを見てみましょう。

モニター取り付け位置の候補

1. エアコン吹き出し口
2. ダッシュボード中央
3. メーターフードの上
4. Ａピーラーのサイド
5. サンバイザー
6. ルームミラー

助手席側のダッシュボードにはＳＲＳエアバックがあるので、モニターの取り付けは無理。

運転席側のダッシュボード（メータフード上）も形状が非常に複雑（Ｒがきつめ）なので無理。

ダッシュボード中央付近も形状的には厳しそうですが、モニターを取り付けること自体は可能。

しかし前方の視界を著しく妨げる恐れがあり、運転するうえでも道路運送車両法の保安基準的にもＮＧと思われる。

また「サンバイザー」は、カメラ映像を見るには適当な位置でないと思うことから除外。

サイドカメラなので、「ルームミラー」でも良いかと思うが、左後方の死角を確認するのに現状のルームミラーは有効なので、除外。

Ａピーラーに関しては、幅が狭いので３インチくらいのモニターなら視界を妨げない可能性はあるが、実用面を考えると小型すぎるので除外。

結果として残ったのは、エアコン吹き出し口となり、ここにモニターを１つ追加します。

※ドリンクホルダーが使用出来なくなると推測。

システム構成

既存のカメラを含めた、システム構成（予定）。

サイドミラーの取り付けスペース次第では、２台取り付けを検討。

モニターのフィッティング

モニターが届いたので仮置きしてみます。

ダッシュボード中央の小物入れ

想像の段階で無理だと判断しましたが、一番見やすい位置なので、念のためチェレンジ。

モニタースタンドが高いこともありますが、ダッシュボードに直置きできるとしても、前方の視界を大きく妨げることになりそうです。

エアコン吹き出し口

取り付け方によっては、ハザードスイッチが、少し押しにくい状態になるかもしれませんが、前方の視界と画面の見やすさを考えると、エアコン吹き出し口がベストな選択だと思います。

エアコン吹き出し口が左右に１か所ずつありますが、右側だとハンドルの影に隠れてしまいます。

モニター取り付け位置の補足となります。

このレガシィの場合、ダッシュボード上にモニターを取り付けると前方の視界が著しく悪くなるのですが、4.8インチサイズのモニターであればギリギリ問題ない運用が可能です。

4.8インチモニター

フィッティングしてみました。

今回は、サイドカメラだけしか出力しないので、4.8インチでも実用上の問題はないです。

※運転者の視力などの要素によっても変わってくると思いますが、両眼で0.8くらいの筆者の場合。

4.8インチだと…

このサイズの場合、選択肢が狭いという問題があります。

探してみたのですが、モニター単体でこのサイズは見つけられませんでした。

ポータブルナビでも4.8インチだとＡＶ入力端子を装備している機種を見つけられませんでした。

エアナビの5.8Ｖ、7Ｖ型だと映像入力用変換ケーブルを使えば、3.5Φミニ端子に接続できるようですが…。

ちなみに画像のモニターは、録画が出来るメディアプレイヤーです。

モニターとして利用することも可能ですが、電源はＡＣアダプターになるので、ＡＣ-ＤＣ変換アダプターが必要になります。

モニター取り付け作業

今回取り付けるモニターは、液晶王国で購入した5.8インチ液晶オンダッシュモニター。

このオンダッシュモニターを、エアコン吹き出し口用取付金具(KK-V24II)を活用して、エアコンの吹き出し口（中央助手席側）に取り付けます。

１-1．クリップ部

付属クリップ部の座付きネジを緩めて、分解します。

１-2．取付ベース

取付ベースにクリップ部を取り付けます。

２-1．ＴＶアタッチメント

エアコン吹き出し口のフィンにクリップを挿入し、取付ベース（ＴＶアタッチメントＡｓｓｙ）を仮止めします。

２-2．取付ベース固定

クリップがフィンから外れないように取付ベースを手前に引きながら、左右の座付きネジ※１を交互に取付ベースがしっかり固定されるまで締め付けます。

※１上記画像のネジ

３-1．モニター

モニター取り付け台を水平に固定し、モニターを載せて、モニター固定ノブでモニターを固定します。

※ドリンクホルダーは使用不可に！

３-2．角度調整

モニター固定ノブを少し緩めて、運転席から見やすい位置にモニターの角度を調整し、再度モニター固定ノブを締め込んで、モニターの角度を固定します。

４．電源ケーブル

アクセサリー電源（ＡＣＣ）、アース線を接続します。

この工程はサイドカメラ取付の時、一緒に行います。